ニュージーランド移住を目指す夫婦のブログ

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まずははじめの一歩、2018年11月から南島オアマルで生活をはじめました。

ニュージーランドで電気工事士になる

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※写真は最近の夫の仕事場の風景です。

夫が無事、ニュージーランド電気工事士になるための試験をすべてパスしました!

あとはNZでの3000時間の勤務を証明したらフルライセンスを申請できます。

 

ニュージーランド電気工事士、フルライセンスまでの道のりを、夫に聞きながらまとめてみました。

 

日本で

夫は日本で第二種電気工事士の免許を持っていました。ニュージーランド電気工事士協会であるEWRBにライセンス取得の申請をし、仮ライセンス「Limited Certificate」が発給されました。これをもとにNZで就活しました。

就活の記録はこちら》【就職活動の記録】日本で働きながら就活、内定をもらうまで

ニュージーランド

仮ライセンスの発給時に、フルライセンスになるための条件として

  • 勤務時間 3000時間以上
  • 学校でコース受講し、試験を受ける

がEWRBから通知されていました。必要な勤務時間や条件は個人によって変わるみたいです。

コースと試験

試験は全部で3つあります。

  • Regulations(法規)
  • Theory(理論)
  • Practical assessment Stage 1,2 and 3(実技)

 

Regulations、Theoryについて

RegulationsとTheoryは、試験を受ける前に、事前にこれらに関連するコースを学校に受講しに行かないといけませんでした(それが受験条件)。学校の選択肢はたくさんあって値段はピンキリ、開講期間もマチマチで、1週間集中型もあれば週1回を2~4ヶ月間というのもありました。

試験はAspeqにより実施されていて、1試験につき155.25ドルでした。

パソコンによる試験で、出題数はRegulationsは90問、Theoryは85問。正答率60%が合格ラインだそうです。回答は選択式(1つ選択、もしくは該当するものをすべて選択の2パターン)と数値入力で、記述式は一切なかったようです。

試験時間はどちらも3時間ですが、英語が第二言語の場合は追加料金を支払えば1時間延長してもらえます。細かい金額は忘れたのですが、たしか200~300ドルくらいで高額だったので、夫はそれだったら普通に3時間で受けてみて落ちたら2回目受けたほうがいい、と判断して延長しませんでした。

 

1.Regulations試験の詳細

ニュージーランドの法規に関する試験です。夫が受けた回の試験内容と出題割合は

  • AS/NZS 3000が7割
  • Electricity Safety Regulation(ESR)が2割
  • 残り1割はランダム

でした。AS/NZS 3000とESRは本の持ち込み可で、ランダムのものはパソコン上で関連法規のPDFを参照・検索できるそうです。

学校にもよるかもしれませんが、夫がコースを受講したETCOではAS/NZS 3000の本が支給されました。

 

2.Theory試験の詳細

電気の一般的な理論に関する試験です。夫が受けた回の試験内容と出題割合は

  • 部品の特徴が約4割(ヒューズ、ブレーカー、半導体、トランスなどについて)
  • 試験が3割(絶縁抵抗試験などについて)
  • 計算問題が約2割(難易度は電験3種と同レベル)
  • ニュージーランドの法規が約1割(AS/NZS 3000などについて)

でした。試験には関数電卓が必要だそうです。

Practical assessment Stage 1,2 and 3 について

実技試験です。これはコースの受講は必要なくて、直接学校で試験してもらう形でした。学校によってはStage 1~3をまとめて実施してくれているので、夫はETCOで1週間集中でまとめて受けました。学校によるかもしれませんが、ETCOでは事前に実技範囲を提示されていて、当日は次のようなことをしたそうです。

  • ケーブルとコンセントの接続
  • 単相モーターと三相モーターの制御と動作
  • スイッチボードの配線(2wayライトやコンセントの配線も含む)
  • 蛍光灯や水銀ランプの配線
  • 各種試験の実演

試験には自分のハンドツール持参が必要だそうです。

 

 

全部を終えた夫の感想としては、3つの試験を受ける順番は

Regulations → Theory → Practical

の順がおすすめとのことです。というのも、Theory試験にもRegulation関連の問題が出てくるのと、PracticalではRegulationとTheoryを理解しておいたほうがいいため、だそうです。

 

 

以上、
ニッチな情報ですが、ニュージーランド電気工事士になった夫の経験談でした。

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