夫は日本の会社で働きながらニュージーランドの就活を行い、無事内定をいただくことができました。
就活に関して、わたしたちはビザアドバイザーが紹介してくれた就職サポートエージェントと契約して活動しました。こちらのエージェントの売りは「ニュージーランドでの学歴や職歴がない人でも高い内定実績がある」ようでした。実際に自分たちが契約して活動を終えてみて、この売り文句は本当なんだろうなと思います。 かなりサポートが手厚かったです。
エージェントが活動してくれた部分も多いので参考になるか分かりませんが、夫の就職活動の記録を書いてみようと思います。
ちなみに活動開始から内定まで10ヶ月かかっていますが、これはわたしたちの諸事情で面接時期を遅らせたためなので、本当はもう少し短いスパンでいけるかもしれません。
活動開始 1～5ヶ目（事前準備期間）
毎週1回、エージェントとスカイプミーティングがありました。
夫のこれまでの仕事内容やスキルの洗い出し、自己分析を一緒にするという感じでした。この内容を基に、エージェントがカバーレターや履歴書を作ってくれました。
就職活動で必要となる、上司からの推薦状や各種資格免状の翻訳など各種書類の準備も、この時期に行いました。
エージェントと相談の結果、夫はElectrical EngineerとElectronics Engineer、Electricianの3職種を狙うことにしました。
活動開始 6ヶ月目（EWRBの手続き）
ニュージーランドでElectricianとして働くにはニュージーランドの電気工事士協会（EWRB）が発行するライセンスを取得しないといけません。
ライセンスにはいろいろ種類があるみたいですが、就活にあたっては「Limited Certificate」を申請しました。
》EWRB- Limited Certificates or Provisional Licences
申請には現在の会社の在籍証明書や上司からの推薦状、各種資格免状、卒業校の卒業証明書と成績証明書なども一緒に提出しました。
申請から約2ヶ月後、EWRBから”2年期限のLimited Certificateに申請する権利を与える”という書状が届きました。どうやらLimited Certificateの本申請自体は雇用主のサインが必要なので、就職先が決まってからになるようです。
つまり流れとしては、
①EWRBが学歴や職歴などからLimited Certificateに適格かどうか判断
↓
②Limited Certificateに申請する権利が付与される
※このときにLimited Certificateの有効期限が明示されます。
各個人で期限は異なるようで、夫の場合は2年でした。
↓
③内定決定後、Limited Certificateの本申請
となるようです。
活動開始 9ヶ月目（面接のアポ取り）
面接のアポ取りが開始しました。
わたしたちは特に希望の地域などなかったので、ニュージーランド全国の会社を対象にローラー作戦的にエージェントがアポ依頼してくれました。おそらくものすごい数の会社に依頼を送ってくれていたと思います。
結果、30数社から前向きな返事がありました。Electricianの会社が多かったです。
活動開始 10ヶ月目（面接本番）
夫が8月のお盆に重ねて2週間の休みを取り、面接のため渡航しました。
日程調整の結果、20社ほどの面接を受けることになりました。北はオークランドから南はオアマルまで、毎日長距離を運転しながら面接を受けてきてくれていました。
最終的にはオアマルのElectricianの会社から内定をいただくことができ、そこに行くことを決めました。
エージェントからは事前に「内定をもらえるときはその場でジョブオファーくれることが多い」と聞いていたのですが、それは本当で、オアマルの会社は面接当日にジョブオファーと契約書をくれました。
逆に面接でかなり感触がよくても、“上司に確認して連絡します”と言われたところはその後ほとんど連絡がきませんでした。
参考：面接の質問と雰囲気、服装
職種によるかもしれませんが、夫いわく以下のような質問を受けたようです。
- あなたの経験は？
- あなたのスキルは？
- 奥さんの仕事は？
- （会社の仕事内容を説明したうえで）興味があるか？できるか？
- 強いプレッシャーがあるときにどう対応するか？
- 英語のリーディングスキルは？
Electricianの会社では2社ほど配線の実技もあったようです。
雰囲気はカジュアルで服装はスーツでなくてもよく、きれいめな服装ならOKなようでした。夫はユニクロで買ったチノパンと、シャツ＋薄手セーター、地味色のスニーカーで行きました。
以上、就職活動開始～内定をもらうまでの記録でした。
