ニュージーランド移住を目指す夫婦のブログ

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まずははじめの一歩、2018年11月から南島オアマルで生活をはじめました。

子どもの予防接種スケジュール。どこまで受けさせるか

子どもの予防接種のスケジュールについて、日本と比較してまとめました。

 ※自分の勉強用にまとめたものなので、もし間違っていたらすみません!また接種するワクチンの種類は不定期に更新されているので2019年6月時点での情報です。

 

わたしと同じように気になった方のなにかご参考になれば嬉しいです。

 

▼ スケジュールの一覧

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参考:
KNOW★VPD!- 2019年4月版 予防接種スケジュール
The Immunisation Advisory Centre- New Zealand National Immunisation Schedule from 1 April 2018
Ministry of Health- The National Immunisation Schedule

 

日本の「定期接種」と「任意接種」

  • 定期接種」は法律に基づいて市区町村が実施するもので、対象年齢であれば費用は原則無料。海外から帰国した場合など医学的理由以外で対象年齢期間に受けられなかった場合は任意接種となる
  • 任意接種」は希望者が各自で受けるもので、費用は原則自己負担(自治体によっては助成あり)

四種混合(DPT-IPV)と三種混合(DPT)とは

  • 「D」はジフテリア、「P」は百日咳、「T」は破傷風、「IPV」はポリオを表す
  • 4種混合(DPT-IPV)は上記4つを予防できるワクチンで、3種混合は上記のポリオ以外を予防できるワクチン

HPVワクチンについて 

ニュージーランドのワクチン制度

  • ニュージーランド保健省が「The National Immunisation Schedule」で示すワクチン(冒頭の表にあるもの)は、公的医療保障の対象者であればすべて無料
  • 公的医療保障の対象者は下記

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  • 日本で定期接種されているものでニュージーランドでカバーできないものは「BCG」と「日本脳炎」のふたつ

  • BCGは、5歳未満で下記いずれかに当てはまればニュージーランドでも無料で受けられる。「TB(結核)の罹患率が高い国」のリストはこちらで、日本は中蔓延国のため含まれていない。下記以外の場合は、費用自己負担で接種可能

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ニュージーランド政府- Getting publicly funded health services
ニュージーランド保健省- BCGワクチン 親御さんへのご案内(日本語版)

BCGについてと、日本と海外での違い

  • BCGは乳幼児期の粟粒結核結核髄膜炎といった重症結核を予防するために行われるワクチンのため、就学年齢以降(6歳以降)は通常は接種不要
  • 日本では管針法(はんこ注射)で行われるが、諸外国では昭和40年ごろまで日本で行われていた皮内接種法で行われる
  • 海外のBCGは副反応が強いのでできるだけ日本で接種したほうが良い
  • BCG接種後1年以内に先進国で学校へ入学する場合は、ツベルクリン検査により発赤と膨疹を証明して記録に残しておく

東京都医師会- 予防接種とは?
名鉄病院予防接種センター- 海外渡航者のためのワクチン
国立感染症研究所- 海外渡航者、帰国者、在日外国人への予防接種

おまけ: 日本の小児科医に無料で医療相談できるサイト

日本小児科医会によって運営されている「オンライン医療相談」というサービスがあります。今回ワクチンについていろいろ調べているなかで偶然見つけました。

このオンライン医療相談とは・・・

海外在住 および 海外在住予定の子どもたちを対象とする医療相談室です。

日本小児科医会 国際委員会の医師が子どもの健康と医療に関する質問に直接お答えします。

(無料:海外在住者 および 渡航予定者に限ります)

こちらからメールアドレスと認証を行うと、下記のようなページに飛びますのでそこから相談が可能なようです。下の方にはほかの方の相談内容と回答が掲載されているので、参考になるものを拝見することもできます(個人情報はもちろん伏せられています)。

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子どもの予防接種について、わが家はニュージーランドのNational Immunisation Scheduleでカバーされているものはすべて接種させ、さらにBCGと日本脳炎も受けさせておきたい、ということになりました。

息子は今後日本に一時帰国することもありますし、将来日本に住んだりアジアを旅したいというかもしれません。その時のためにと思い。。

 

日本脳炎」はニュージーランドにワクチンがないので一時帰国した際に日本で受けさせることになります。「BCG」はニュージーランドでも接種可能なので、日本とこちらのどちらで受けさせるのがよいのかまだ決め切れていません。

上述のとおり海外のBCGは副反応が強いというご意見もあるようなので。。

 

日本への一時帰国の予定が決まってから、日本小児科医会のオンライン医療相談で事前に相談してみようかなと思っています。