久しぶりに映画を見ました。
「13th -憲法修正第13条-」です。
もともとはNetflixのオリジナル映画ですが、コロナウイルスに関連した社会サポートとして現在youtubeで全編が無料公開されています。
※動画埋め込みするとブログが重たくなるので、サムネイルだけ貼りました。画像クリックするとyoutubeの動画ページに飛びます。
現在の米国の社会問題に、アフリカ系アメリカ人の"大量投獄"がある。黒人が犯罪者として逮捕されやすい事実を学者、活動家、政治家が分析するドキュメンタリー。
Netflix公式サイト より
タイトルの「13th」とはアメリカ合衆国憲法修正第13条を意味し、奴隷制の廃止を明言した条文です。
以下映画からの内容ですが、
- アメリカの人口は世界の約5%なのに対して、受刑者の数は世界の25%を占める。そしてその受刑者の多くが黒人で、黒人の3人に1人が一生のうちに一度は刑務所に収容される。
- アメリカにおける黒人の人口はたった6.5%しかいないにも関わらず、だ。
本当に、黒人の犯罪率が高いからそうなるのか?
公正に判断された処罰の結果そうなっているのか?
最近Black lives matterが世界的な社会運動となっていますが、この問題は、かつての奴隷制時代から今日まで、根深く残りつづけてきたものなのだと感じました。
一見、正義のように見える法律の裏に、人種差別が隠れている。政治が人種差別を利用し、そこから利益を得る企業も数多く存在する。
昔アジア人であることを理由に差別的からかいを受けたことがあって、差別する人間にはならないでおこうと思っていたのに、わたしにも無自覚の差別意識があるのではないか。ほかの差別に無関心だったのではないか。
いろいろと考えさせられる映画でした。
久しぶりにみた映画ですが、自分史上で1、2を争う、心に残る映画でした。
Netflixは現在この映画を含む全10作品をYoutubeで無料公開しているらしいです。Netflix会員じゃないのでありがたい。
この映画が、多くのひとの目に触れるといいなと思います。