長男2歳、初めての銀行口座をつくりました。
各社の比較
いろんな銀行が子供用口座サービスを提供していますが、各社で「口座資金へのアクセス性」「親の権限」「EFTPOSを発行できる年齢」などに違いがありました。どの子供口座もAccount feeは無料、そして口座残高に応じて利息が貰える場合が多いようで、各社の利息はここで最新情報がまとめて確認できます。
参考：Moneyhub- Best Bank Accounts for Kids
どこで開設しようか迷った末、とりあえず私か夫がすでに口座を持っているASB、ANZ、Kiwibankで検討することにしました。Westpacは窓口で "親のどちらかがWestpac口座を持っていないとダメ" と言われてしまい候補から外れました。
ASB
Headstart kid’s bank account
＜特徴＞
普通口座と貯蓄口座（Saving account）の両方を兼ねる。入出金は何回でも可能で、利息は毎日計算される。
＜口座資金へのアクセスと権限＞
- 0～12歳：入金は親も子供もどちらもできるが、出金は親しか出来ない。
- 13～18歳：親が同意すれば、口座の管理を子供に引き渡すことができる（つまり出金も子供の判断で可能に）。子供自身で別の口座を開くこともできる。
＜EFTPOSとVisa Debit card＞
- EFTPOS：13歳以上で、子供自身が口座を管理している場合に発行可
- Visa Debit：13歳以上で発行可。ただし13～15歳までは親の同意が必要。カード利用料として半年毎に5ドルかかる。
ASB Headstart kid's bank account – accounts for children | ASB
ANZ
＜特徴＞
普通口座「Jumpstart」と貯蓄口座「Serious Saver」の2種類ある。どちらの口座も名義を子供にするか親（informal trust）にするか選べる。以下は子供名義の場合の情報。
＜口座資金へのアクセスと権限＞ 両口座とも同じ
- 0～6歳：親も子供も一切出金できない。入金のみ可能。
- 7歳～：親も子供も窓口で出金できる。親が同意すればインターネットバンキングやスマホアプリの利用も可能に。
- 13歳～：口座に関するすべての権限を子供が持てるようになる。子供自身で別の口座を開くこともできる。
＜EFTPOSとVisa Debit card＞ 両口座とも同じ
- EFTPOS：7歳以上で発行可。ただし12歳までは親の同意が必要。
- Visa Debit ：13歳以上で発行可。親の同意は不要。
Jumpstart account
普通口座。利息は貰えないが、Visa Debitのカード利用料が無料というメリットがある。
Serious Saver account
貯蓄口座。残高に応じて利息が貰え、さらに①その月の出金回数がゼロ ②月末までに20ドル以上入金した であれば利息上乗せ（Premium interest）がある。
出金は17歳までは手数料なしで何回でもできるが、18歳以上は月2回以上出金すると5ドルの手数料/月が発生する。
Kiwibank
＜特徴＞
貯蓄口座だが入出金は何回でも可能。口座残高に応じて利息が貰える。EFTPOSやVisa Debit cardの発行サービスはないので、必要な場合は別途普通口座（Free up account）開設する必要がある。
＜口座資金へのアクセスと権限＞
- 0～6歳：親のみ口座にアクセス、入出金できる。
- 7歳～：親の同意があれば子供も窓口で出金できる。
- 13歳～：親の同意なしで窓口で出金できる。子供自身で別の口座を開いたり、インターネットバンキングを利用して他のKiwibank口座間で送金したりできる。
＜EFTPOSとVisa Debit card＞
なし
※普通口座のほうは親の同意があれば7歳以上でEFTPOSカードが発行可、15歳以上でVisa Debitが発行可。
・・・で、どの銀行で開設したのかですが、口座資金にアクセスしやすいASBかKiwibankの二択になり、最終的にはオアマルにも支店があるKiwibankにしました。ASBはオアマルに支店がないので車で1時間かけて近くの町（ティマル）まで遠征しないといけないのです(;ω;)
まずはKiwibankの支店窓口に行ってアポを取り、後日パスポートやビザ、Birth certificateなどを持参して手続きし、無事長男名義の口座を開設することができました。
