ニュージーランド移住を目指す夫婦のブログ

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まずははじめの一歩、2018年11月から南島オアマルで生活をはじめました。

NZ電気工事士の給料の件

こんにちは、夫です。

 

家族で風邪リレーをやっていて1ヶ月ほど体調不良でした。。まだ治っていないのですが最近給料を大幅に上げてもらい気分は上々なので給料の話でもしようかと思います・・・!

 

NZ電気工事士の平均年収について

ニュージーランドでは電気工事士の給料は基本的に時給で表現されますが、政府運営のcareersというサイトによると、経験のある電気工事士の2022年の平均時給は39ドルとのことです。年収に換算すると$39×40hr×52week=$81,120です。またフルライセンスを取得した1年目の電気工事士の平均時給が33ドル(年収68,640ドル)となっています。

うちの会社も数ヶ月くらい前に一人クビになって他の会社に引き取られた人がいまして、その人はフルライセンス取りたてだったのですが時給は33.5ドルと言っていました。地方のオアマルでそれくらいなのですから、都会はもっと貰えるはずでしょうね。

2022年のニュージーランド全体の時給(中央値)は27.76ドルなので電気工事士は平均以上ということになります。これはフルライセンスをとるまでに4年Apprentice*の経験が必要であり道のりが長いこと(Apprenticeの期間はだいたい最低時給)と、オーストラリアに人材が流れていることが影響していると思われます(噂によるとオーストラリアの電気工事士は世界一時給が高い、そしてニュージーランドと工事の規格が一緒なのでより人材が流れやすい・・・)。

Apprentice(アプレンティス)とは
日本語では「見習い」。フルライセンス者の監督の下で電気工事を行うことができる。

もう一人例を挙げてみましょう。フルライセンス取得してもうすぐ3年の地方在住日本人は、最近35ドルになりました。年収に換算すると$35×40hr×52week=$72,800ですね。現在のレート85円/ドルで換算すると618.8万円です。この経験年数で言うと日本では400万前後でしょうか。物価、税金、福利厚生、年金、為替のこと等いろいろな要素があるので日本とニュージーランドの賃金比較の意味はほとんどありません。ただひとつ言えるのは日本はデフレの国でニュージーランドはインフレの国ということです。この賃金差はどんどんひろがり、日本から海外旅行は一般的ではなくなり、海外製品は手が出なくなるかもしれません。

 

働き方について

どのようなスケジュールで働いているか、ある一日を例にとってみます。

こんな感じです。田舎なので移動時間が多く、実働はだいたい5~6時間といったところですね。緊急性があったり遠い現場のときなど、状況によっては残業をします(もちろん残業代(時給の1.5倍)もでるよ)が、ほとんど16時半には家に着きます。なんなら15~16時に家に帰ることもあります。

日本にいたころは職種は違えど残業が当たり前だったので、ニュージーランドの仕事中心ではない働き方は本当に気に入っています。ニュージーランドには『今日も残業するよね?』といった見えない圧力や、『ヒマ?まだ終業時間じゃないでしょ、会社にいなさい』の謎ルールはありません。『子どもの面倒見るために定時で帰らなのあかんの?もちろんOK!!』、『もう仕事終わったん?ほんなら早く帰りや~』、かなり好きです笑

 

さいごに

なにが言いたかったかというと、日本で電気工事士として働く方達にニュージーランドでその技術を活かして活躍してほしいということです。ニュージーランドでなくてもいいです。言語の壁があるかもしれませんが日本で培った技能は確実に世界で通用します。上で書いた給料のことや働き方のことを魅力的に感じた方、海外移住を目指してみてはいかがでしょうか。