イミグレ申請のときに知った、ニュージーランド政府の「RealMe」というシステム。
あまり日本語で情報がないので、分かった範囲でまとめてみました。
公式サイト
RealMeの説明として
“The easiest and most secure way to prove your identity online.”
とあります。ネット版の、政府公認身分証明書といったところでしょうか。いちいち運転免許証をスキャンして添付していたのがこれで代用できるみたいな。
あ、解説動画があります。
なんとなく理解できたような...?
使い道
登録には2段階あります。
ひとつは「RealMe login」、もうひとつは「RealMe verified identity」。
使い道(使用先)によってloginレベルでよいのか、verified identityが必要なのかが変わってきます。例えばイミグレへのビザ申請ではloginレベルでOKです。
RealMe loginでできること(例)
- イミグレへのビザ申請
- IRDでの手続き関連
RealMe verified identityでできること(例)
- 銀行口座の開設
主要な銀行だとASB以外(BNZ、ANZ、Kiwibank、Westpac)対応しています。
【追記】ANZはRealMeによる口座開設ができませんでした。
- NZ運転免許証の再発行
これは紛失や破損時が対象ですが、将来的には「免許証の更新」もRealMeを使ってオンラインでできるようになる予定のようです。
そのほかできること一覧はこちら。
登録方法
「login」レベルの登録方法は以下サイトの中ごろに詳しい解説があります。
Eメールアドレスがあれば登録できます。
※ちなみに登録後15分以内に送られてくるはずのVerification email(承認メール)ですが、わたしの場合は受信まで半日ほどかかりました。ご参考までに。。
ここでは「verified identity」の登録方法について解説してみたいと思います。
RealMe verified identityの登録方法
日本生まれで、NZのパスポートや市民権を持っていない人の場合の登録方法です。
RealMeにログインすると、このような画面がでてきます。
「VERIFY YOUR IDENTITIY」をクリック。
すると登録の説明がでてきますので同意して進む。
「None of the options work for me.」をクリック。
個人情報を入力していきます。入力後「CONTINUE」。
入力内容を確認し、間違いがなければ「CONTINUE」。
オンラインでの作業はここまでです。正式に登録を完了するには、提携の郵便局で顔写真を撮ってもらう必要があります。写真撮影には期日がありますのでご注意ください(登録から2週間程度だったような・・)。
登録したメールアドレス宛に、写真撮影について詳しい説明が送られてきます。
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あとは申請番号と上記の書類を持って、 郵便局で写真を撮ってもらったら完了です。わたしはパスポートとNZの運転免許証を持っていきました。
個人的には、銀行口座の開設をオンラインでできるのが素晴らしい。いちいち平日に銀行に行かなくてもいいなんて✨
電子政府の推進が叫ばれる昨今、いろんな行政手続きがオンラインで完結できるなんてニュージーランドは進んでいるな~と思いました。
(ちなみに2018年の国連の電子政府ランキングでは、ニュージーランドは8位、日本は10位でした。日本も意外に頑張っていた。)
参考:日経クロステック 2018/7/23 -日本がトップ10返り咲き、国連の電子政府ランキング