春に日本へ一時帰国を予定しています。
日本人でも、条件を満たせば日本で免税(消費税免税)で買い物できるという情報をキャッチしたので、調べてみました。
免税対象者
次のいずれかに当てはまる人で、一時帰国の滞在期間が6ヶ月未満であること
- 外国にある事務所(日本法人の海外支店等、現地法人、駐在員事務所および国際機関を含む)に勤務する目的で外国に滞在する人
- 2年以上外国に滞在する目的で出国し外国に滞在する人
- 日本出国後、外国に2年以上滞在するに至った人
対象となるもの
原則、免税店で売られているすべての物品が対象
※ 次のものは免税対象外:
事業用/販売用を目的とした購入品、金/プラチナの地金、サービス料や修理代など形がないもの
物品は「一般物品」と「消耗品」のどちらかに分類され、それぞれで免税条件が異なる。
一般物品
同一店舗における1日の購入合計金額が5,000円以上で免税対象となる。
梱包と開封については特に規定がないので、購入後日本で使用してもOK。
購入後の国外持ち出し期限はなく、出国まで(入国から6ヶ月以内)に持ち出せばよい。
消耗品
同一店舗における1日の購入合計金額が5,000円以上で免税対象となり、上限は50万円まで。購入後は店側で特殊梱包が行われ、出国までは開封不可。
購入から30日以内に国外に持ち出さなければならない。
なお、一般物品と消耗品を合算することも可能で、その場合は一般物品に対しても消耗品と同じ条件が適用される。
免税店の種類と手続きの違い
免税店には「一般型」と「手続委託型」の2種類ある。
一般型
店舗が単独で免税店になっているものをいう。店舗内で免税手続きが行われる。
1つの店舗につき5,000円以上の買い物が免税対象。
手続委託型
百貨店やショッピングモール内の店舗など、複数の店舗が合同で免税店になっているものをいう。各店舗の購入金額を合算することができるので、1つの店舗につき5,000円未満の買い物でも、他の店舗と合算して5,000円以上であれば免税対象。
店舗ではいったん税込価格で支払い、免税カウンターで免税手続きを行う。免税手続きは購入日当日に行う必要がある。
免税手続きに必要なもの
- パスポート原本(入国日スタンプ必須)
- 免税対象者であることを証明するもの(ビザなど)
日本入国から6ヶ月未満であることを証明するため、パスポートには入国スタンプが必須。入国時に必ず押してもらうようにする。
上記書類を免税店に提示し、あとは免税店が用意した書類(購入者誓約書)に記入・署名すればいい。
▼購入者誓約書のサンプル
出国時の手続き
免税手続後に免税店または免税カウンターから渡される、「購入記録票」を空港の税関カウンターに提出する。
▼購入記録票のサンプル
※2020年4月1日からは免税手続きの電子化が開始され、税関ではパスポート提示だけになる予定。2021年9月30日までは移行期間(従来の購入記録票での手続き可)で、2021年10月1日から完全施行。
おまけ情報
免税店探しに便利なアプリ
日本政府観光局の公式アプリで、免税店探しができるみたいです。
実際にダウンロードしてみた画面です↓
位置情報から、最寄りの免税店と距離を表示してくれます。
リスト表示も可能↓
パソコンで探したい!という場合は、こちらもあります。
「免税クーポン」の存在
お店によっては独自のクーポンを用意していて、免税からさらに割引してくれるところもあるようです。Googleで「免税 クーポン」と検索するといろいろ出てきます。代表的なのはドン・キホーテや、ビッグカメラなどの家電量販店。
免税クーポンをまとめたサイトもありました。ただ、すべてのクーポンを網羅しているわけではなさそうです。
アプリだと、「DiG JAPAN」というのがクーポンをまとめてくれています。
実際にダウンロードしてみた画面です↓
位置情報から、クーポンがある最寄りのお店を表示してくれます。
ちなみに、DiG JAPANのクーポンリストには免税店以外のクーポンもあって、それらを日本人でも使えるのかどうかは実際に帰国時に試してみたいと思います!
たとえばこれとか。
特に規定は書かれていないので、使えそうな気が・・?
オアマルではほぼ買い物することがないので(行くのはスーパーぐらい)、日本に帰ったときにその反動でいっぱい買い物してしまいそうです!
とりあえず狙っているのは、UNIQLOと無印良品です( ˘ω˘ )
参考:
国土交通省 観光庁- 免税店とは
東京都免税店- 支援公式サイト
経済産業省/観光庁- 消費税免税店の手引き
JSTO- 免税店の基礎知識