ニュージーランド移住を目指す夫婦のブログ

ニュージーランド移住を目指す夫婦のブログ

まずははじめの一歩、2018年11月から南島オアマルで生活をはじめました。

0歳児と行く、キャンピングカーの旅【本編】

はじめてのキャンピングカーで4泊5日かけて、クライストチャーチからカイコウラ、ピクトン周辺を旅行してきました。 

※ロックダウン前の旅行です。本記事は回顧録です。

 

▼準備編はこちら

 

ルートはこんな感じです。

f:id:takeus:20200328063722p:plain

クライストチャーチ~カイコウラ

カイコウラ(Kaikoura)ニュージーランド南島カンタベリー地区北東部、東海岸に面したカイコウラ半島に位置する港町、漁村。ニュージーランド国内ではホエールウォッチングを体感できる観光地として有名な町である。

クライストチャーチからカイコウラまでは車で約2時間半です。出発してすぐ息子の離乳食タイムになってしまったので、途中アンバーリー(Amberley)という町のビーチ沿いのキャンプサイトで昼休憩しました。クライストチャーチから車で40分ほどのところです。

その後、ハンダリー(Hundalee)からオアロ(Oaro)までの山道で車酔いしつつ、、無事カイコウラに着きました。 

 

カイコウラはホエールウォッチングで有名な町ですが、今回わたしたちは赤ちゃん連れ&高額なツアー代が出せない・・ということでツアーは見送りました。またいつかチャレンジするかな!

キャンプサイト

町の中心部には海に面した無料パーキングがあって、Self-contained*1の車だと5台まで無料で泊まる(ステイ)することができます。

景色が最高で町へのアクセスもいいので、人気な場所のようでわたしたちが到着したときはすでに満車でした。仕方がないので、少し外れたところにある無料キャンプサイトで宿泊しました。 
↓ここ。はっきり言ってなにもありません。

ファーマーズマーケットに遭遇

カイコウラでは11月~4月の夏の間だけ、隔週で日曜日にファーマーズマーケットが開催されているみたいです。「Paua croquette(パウア*2コロッケ)」と「Fried musselムール貝のフライ)」をいただきました。おじさんがやっている屋台でフレッシュなことを売りにしていました。ジューシーでした!

f:id:takeus:20200405073135j:plain

お土産になるカイコウラのチーズ

町を歩いていて「Kaikoura cheese 」というお店を見つけました。

カイコウラで手作りでチーズを作っているそうで、ヤギミルクのチーズなどいろんな種類がありました。ニュージーランドのチーズ大会で賞をとったこともあるそうです。

いつもそうなのか分かりませんが、はちみつも売られていて「作ってから1週間以内だからフレッシュだ」といっていました。店内ではテイスティングもさせてもらえて、美味しかったです!

オットセイがみれるかな?

夫がかつてワーホリ中に訪れたという「Seal colony」 も行ってみました。

町中から車で10分ほどです。ワーホリ中に来たときはたくさんのSeal(オットセイ)が見れたそうなんですが・・・

 

f:id:takeus:20200405073255j:plain

オットセイは一匹もいやしない。

タイミングが悪かったんですかね。でもこれはこれで、不思議な景色でよかったです。

 

カイコウラの無料駐車場で息子のおむつ替えたり用意を整えて、ピクトンへ向かいました。

カイコウラ~ピクトン

ピクトン(Picton)は、ニュージーランド南島にある町。南島の北東に位置し、北島のウェリントンとの間をフェリーおよび飛行機が就航している。海洋地形の入り江をもつマールボロサウンドやトレッキングコースのクイーン・シャーロット・サウンド(トラック)へ向かう拠点にもなる。

Wikipediaの情報は少ないですね。。でも今回の旅行で大好きな町になりました。

 

海があって港があって、すぐ後ろに山があって・・・って、なんだか夫の地元の神戸と同じ地形でじんわり懐かしい気持ちになりました。オアマルでは聞くことがない「セミ」の鳴き声も聞こえて、夏を感じました。

町の雰囲気を写真でどうぞ

f:id:takeus:20200405073306j:plain

f:id:takeus:20200405073317j:plain

f:id:takeus:20200405073327j:plain

暖かいからでしょうか、リゾート地感もあるんですよね。素敵な町です。

 

f:id:takeus:20200402190108g:image

野生のエイが泳いでいました。

生けすがあるFish'n'chip屋

口コミを調べていってみました。Tripadvisorでカイコウラの軽食部門 第1位です。

お店に入ると魚が並んでいて、注文したらここから取って揚げてくれます。

f:id:takeus:20200405073434j:plain

f:id:takeus:20200405073448j:plain

Clayfish(≒伊勢エビ)の生けすもありました。ほかのFish'n'chips屋がどうか知りませんが、ここのお店は冷凍フィッシュじゃないんです!

さて出来上がりはというと・・

f:id:takeus:20200405073457j:plain

サクふわで美味しかったです!ケチャップとレモンも無料で付いてきます(重要)。観光のメインストリートからはちょっと離れてますが、是非行ってみてほしいお店です。

キャンプサイト

ピクトンでの宿泊は、少し西の方に足をのばしてモモランギベイのDOCキャンプサイトまで行きました。ピクトンの町から車で約25分です。

DOCとは・・Department of concervation(環境保全省)の略で、ニュージーランドの多くの自然保護区にはDOCが管理するキャンプサイトがあります。

ニュージーランド政府観光局- 環境保全省のキャンプ場

 

ここのキャンプサイトが最高でして、結果的には気に入りすぎて急遽2泊することにしました。何がよかったかというと、まずロケーション

f:id:takeus:20200405073337j:plain

f:id:takeus:20200405073346j:plain

目の前が海です。ビーチになっていて泳ぐこともできるし、魚がいるので釣りもできます。夫はRed gurnard(ホウボウ)を釣っていました。

車を停めるのも海のすぐそばです。

f:id:takeus:20200405073355j:plain

 

設備も整っていて、キッチン、ランドリー、シャワールームすべてが清潔でした。

f:id:takeus:20200405073405j:plain

f:id:takeus:20200405073415j:plain子ども用ハイチェアまでありました!

朝から海をみながらコーヒー淹れたり、釣りしたり、ちょっと海に入ってジャブジャブしてみたり・・。ここで過ごした2日間が今回の旅行のハイライトだったといっても過言ではありません。

f:id:takeus:20200405073425j:plain

 

ここでゆっくり時間を過ごした後は、再びカイコウラに戻って一泊して、クライストチャーチに戻ることにしました。

野生のイルカがみれました

最終日の朝、カイコウラを早めに出発して車を走らせました。せっかくなので朝食を景色の綺麗なところで食べよう!とパーキングスポットを探していると、いいところを見つけました。カイコウラの町から車で南に15分ほどです。

このトンネルのカイコウラ側の入り口の手前に、パーキングがあります。ここで停車して夫が朝のコーヒーを淹れていると「お!!お!!!」と言うので何事かと思ったら、

f:id:takeus:20200405074353j:plain

イルカがいました!ぴょんぴょん跳ねていて可愛かったです。野生のイルカなんて初めて見ました。あとあと調べたらこの辺りはDOCが管理する「Hikurangi Marine Reserve」という自然保護区だそうです。 どうりがイルカが見れたわけですね。

DOC- Hikurangi Marine Reserve

はじめてキャンピングカーで旅行してみて思ったこと

今回はじめてキャンピングカーで旅行してみてわたしたちが思ったことです。いろんな考え方があると思います。またメンバー(子どもが何歳かどうか等)によっても変わると思います。

キャンピングカー旅は決して安いとは限らない

今回わたしたちが借りたキャンピングカーは、1泊あたり約250ドルでした。これだけでも、ちょい高級ホテルに泊まれますよね!

200ドルに加えて、ガソリン代、キャンプサイト代(水や電源を使うには有料キャンプ)、ディーゼル車税がかかってきます。

なんとなくキャンプやアウトドアって安く済むイメージがあったんですが、レンタルキャンピングカーの場合は大間違いでした。

赤ちゃんには無理をさせたかもしれない

ロングドライブの道中、息子は何回もぐずりました。その都度パーキングで休憩して、プレイマットの上で遊ばしたりしました。長い時間ベビーシートに拘束されているのはなかなかのストレスだっただろうなと思います。またこちらとしても思い通りに進まず移動時間が長くなり、運転が疲れたという面もあります。

山や海、たくさんの車など普段見れないものを見せれたのはよかったですが、もう少し大きくなってからのほうがお互いに楽しめるかなと思いました。

キャンピングカー旅のメリットとは
  • 赤ちゃん連れの場合は、グズったらすぐに車内で遊ばせることができること
  • 気に入った景色のところでご飯食べたり泊まったりできること

だと思います。

実は初日の計画ではピクトンよりも遠いネルソンまで行って、西海岸を通ってクライストチャーチまで戻る予定だったのですが、途中停車も多かったので移動時間がすごく長くなってしまい、初日にカイコウラについた頃にはヘトヘトでした。景色のいいフリーサイトも満車で、結局なにも味気がないところに泊まることになりました(これ)。

この経験から、「長時間運転して微妙なところに泊まるくらいやったら、高級ホテルに泊まるほうがいい。キャンピングカーのメリットを活かすには移動時間が少ないほうがいい」という結論にいたりました。そして行先をピクトンに変更し、そこでゆっくりすることにしました。

キャンプグラウンドで知り合った老年ご夫婦も「ここで1週間過ごすよ~」とおっしゃられていて、キャンピングカーは1か所滞在でゆっくり過ごすのに向いているのかもしれません。

 

 

まとめとしては、

すっごく楽しくていい思い出になりましたが、キャンピングカー旅はしばらくお腹いっぱいという感じです( ˘ω˘ ) 次回はまた数年後、息子が大きくなってから再チャレンジするかもしれません。

長い記事にお付き合いくださりありがとうございました。

*1:【準備編】参照。トイレなどが付いた車

*2:アワビの一種